雑記

4月某日

研究室に久しぶりに遊びに行ってたら母親から大腸に癌が見つかったとの連絡。動揺を隠しきれなかったが平静を装って帰宅。帰り道は泣く。

酒も煙草もやめないし早死にすると思っていたけど、いざ直面すると悲しみに暮れる。大学生のうちにもっと札幌に帰っておけば良かったか。詳しい検査結果が出るのがゴールデンウィーク明けらしいので、今のところは進行が進んでいないことを祈るくらいしか出来ない。祖母もまだ健在なのでいきなり死んでは欲しくない。孫の顔も見てほしいし、自分に生涯の伴侶が出来たらその人にも会って欲しいし。

癌だからと言って大多数はすぐに死ぬわけではない、完治することも多い、そういうことは分かってはいるが、心配な気持ちは隠せないな。

何にせよ、自分の引っ越しが終わったら一度札幌へ帰ろう。

 

4月某日

会社の全体研修が終わり配属発表。研究所勤務のつもり満々だったが、まさかのデジタルトランスフォーメーションをやる部署。一体なぜ?

光学、物理学を出来なくなったのはとても残念。もう少しアカデミックの世界に足を突っ込んでみたかった。しかし腐らずやるしかない。おもろいことを祈る。

 

4月某日

同期に会いに名古屋へ。まさか画面の向こう側にいた奴らに会いに行くことがあるとは。美味いビールを飲み、安居酒屋へ行き、初対面のやつの家に転がり込みフィニッシュ。新たな友人に出会えたことに感謝しかない。東京で暮らすのも悪くなさそうだなと思った。

 

5月某日

6年近くお世話になったバイトの社員と居酒屋へ。上司というより、どちらかというと10個上の頼れるお友達という認識。最近は心の調子が悪いらしく心配だったが、元気そうで何より。他愛もない話をしてお別れをした。また会えるといいな。別ればかりが増えていく。

 

5月某日

母の手術無事終了。ひとまず病理検査を待つのみ。長生きしてください。

 

5月某日

スケジュールが決まるのが突然すぎて引越し作業が忙しすぎる。土日で関東にかち込み、なんとか埼玉県に新居を構えることに。ついに愛している浜松を出る時が来てしまった。

新宿や渋谷等、東京の大きい街は本当に好きじゃない。人も多いし、飲食店も嘘くさい。大切なものが本当にそこには転がっているのか?大事な人たちは多く関東圏にいるけど、果たしてこの街を愛せるかと言ったらどうだろう。それでも必死に生きていくしかないのだが。

育ってきた環境や地域が違うと、価値観も変わるし心の育つベクトルも変わるんだなということを認識した休日だった。自分の感性を自分で信じるし、愛したい。

 

5月某日

気づけば1ヶ月くらいDAWを開いていない。音楽を作りたい気持ちは多分にあるのだが、他にやることが多くて手が出せなかったり、社会人の生活リズムに負けていたりする。作りかけている曲はたくさんあり、早めに世に出したい。金のかからない趣味は自分には音楽制作くらいしかない。

4月から度重なる会社のスケジュール変更や研修の延長などに心を削られ、何も生み出せない2ヶ月間を送ってしまった。自己嫌悪のみが蓄積されるが、こんなもん自分でなんとかするしかない。