雑記

心を病んでいたり、人生で一番友人と遊び尽くしている時期があったり、新社会人になって生活リズムを掴めなかったりなどして全く生活の記録を残せていなかった。しかし出来る限り文章に残しておきたい。

最後の大学生活を駆け抜け、瞬く間にgigazombie新社会人編に突入してしまった。会社の都合でまだ浜松に残っているが、そのせいで全く音楽制作に向き合う気にならない。せっかくこの街に残ることになったのなら、残り短い時間もしっかり友人達と過ごしたい。これから長い人生、みんなとこんなに一緒にいられる時間はもう無い。今愛している人達を大事にしよう、強くそう思って4月を過ごしている。創作活動の原点は寂しさにある。今は寂しくなくなってしまっている。幸せなことだ。

 

 

2月某日

man city vs. liverpoolを見た。フットボールをやったこともないのに何故プレミアリーグにはこんなに一生懸命になれるのだろう。来日したman cityを横浜まで見に行った日のことを少しだけ思い出した。何はともあれ最大のライバルに勝ってよかった。これからも出来る限りサポーターを続けよう。

 

2月某日

修士論文のabstractを提出した。もうすぐ大学生活が終わる。

 

2月某日

修論発表。同期や後輩が会場に入れなくて残念だったけど、ボスに見守られながら無事終了。質疑にも問題なく答えられたし、満足いく発表だった。

 

2月某日

サークルのライブ。King gnuのコピーがやりたいと後輩たちに言われ、初めてシンセベースを弾くなど。難しすぎて全然弾けんかった。時間があればちゃんとコピーしてみたい、ベースめちゃくちゃ上手くなりそう。

ライブの打ち上げで信じられないほど笑った。都会の大学生たちはこうして遊べないことを思うと、このご時世においては田舎の自分たちは恵まれている。

 

3月1週

大事な先輩と浜松をドライブして遊んだり、研究室のボス達とささやかな飲み会をやったり、大事な親友たちと富士サファリパークに行ったり。激おもろい1週間。どうもありがとう。

 

3月2週

友人が浜松に飲みにきてベロベロに酔っ払って帰った。社会人になるとこうでもしないと日常を忘れられないのかと身震いする思いであった。自分も自分で、働きたく無いと駄々をこねていた。酒を飲みながら。

翌日から3日間、香川県直島へ。vlogを作りたくて1日目はかなり素材を撮っていたがiphoneの歩きながらのブレの感じや自分の喋りが気に食わずボツに。またいつかgoproでチャレンジしたい。アートには全く興味がなく、良さが分からないまま地中美術館のためだけに上陸。しかし振り返ってみると無理やりにでも行って良かった。「アートは体験である」という芸術に対する大きい概念を心に刻むことが出来た。まさかこんなにも丸二日間アートに感動しながら過ごせるとは思っていなかった。絶対にまた行きたい島。島唯一のbarのマスターと飲み明かした夜も忘れられない。あの日ほど上手いカレーはもう無い。2021年唯一の花見は直島で一人だった。それもまた思い出にしたい。

6年勤めたバイト先の送別会。これもまたこのご時世によりささやかものになってしまった。とてもお世話になった上司と別れるのは非常に寂しい。しかし進む他ない。このバイト先を選んで良かった。また会いましょう。

 

3月3週

サークルの練習に追われる日々を縫って豊橋までIMAXエヴァを見に。大好きなアニメがきちんとした形で終わってくれて本当に良かった。中学生の頃に憧れた葛城ミサトは、10年以上経ってもまだ憧れである。アダルトチルドレンと揶揄されていた彼女が、人類の中でもトップクラスの責任感を持って終劇に向かっていく姿を見れただけで、自分は満足だった。「帰ってきたら続きをしましょう」を超えたミサトが見れるとは思わなかった。

遂に卒業式。6年間は長いようで短い。やり残したことや無駄にしてしまった時間もたくさんあるけど、色々と乗り越えてここに立っていることも事実。大切な6年間だった、本当に。

サークルの追いコン。間違いなく俺はあの瞬間、世界一幸せ者であった。大学生活の一番の居場所、きちんとした形で終わることができて嬉しく思う。いろいろな溢れる想いも全部抱えて、置いていくものは全部置いて、自分が昔から思い描いていた卒業をすることが出来た。ありがとうございました。全部全部愛してます。

 

3月4週

会社の事前研修を一ミリもやらずにまだ遊び尽くす。学部の友人たちと最後の飯に行ったり、研究室の後輩たちと酒を酌み交わしたり、朝まで麻雀をやった後に友人を北海道に送り出したり。大学生らしい遊び方は正直してこなかったが、2月と3月はひたすらに大学生っぽい遊びをした。それも良い。人それぞれ色々な3月がある。色々な終わり方がある。

 

4月

遂に入社。社会人編突入。とは言ってもリモートワークで住んでいるアパートも変わらないし、普段連絡取る人間も大学の友人ばかりだから全く実感が湧かない。これがいわゆる学生気分か。金だけは貰えていい身分である。

研修班の皆はいい奴らばかりで、直接会っていたら絶対に仲良く出来ると確信。人生で一度しかない新入社員シーズンをリモートワークで無駄にしてしまった感が溢れている。いつか皆と会えるといいが。1年経っても尚、社会は元通りになっていない。